BOINC

(最終更新日時:2011-01-17 05:46:06)
サーバーの稼働状況をみてみると、リソースがかなり空いています。
そこで、分散コンピューティング(グリッド・コンピューティング)プロジェクトのプラットフォームである BOINC(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing) クライアントを導入して、空いているリソースを有効に使用することにします。

BOINC アカウントマネージャ(BAM)

複数の BOINC プロジェクトへ参加する場合は、BOINC Account Manager (BAM!) のアカウントを先に作成しておくと便利です。

BOINC アカウントマネージャ(BAM) の日本語版登録ページ でアカウントを登録します。
参加者の名前は半角英数字で入力してください。*の項目は必須入力です。

フォームの「登録」ボタンをクリックすると、しばらくして、登録したE-mailアドレス宛に確認メールが届きます。

確認メール内の URL をクリックして、登録確認ページを訪れれば BAM! へのアカウント登録が完了します。

プロジェクトへ参加

BAM! 日本語版のトップページの右上から BAM! にログインします。

左側にある「BAM メニュー」の「プロジェクトにアカウントを作る」から、参加するプロジェクトの「アカウントを作成する」にチェックを入れます。

当サイトでは、World Community Grid プロジェクトにだけチェックを入れました。

プロジェクト一覧の下にある「開始」ボタンをクリックしてプロジェクトのアカウントを作成します。

プロジェクトに参加したら、次に「BAM メニュー」の「資源の制御」で参加したプロジェクトの「特別な指定なしに新しい計算機を参加させますか?」にチェックを入れます。
これで、BOINC クライアントをインストールして BAM! に参加させたコンピュータを自動的にプロジェクトに参加させることができます。

BOINC クライアントのインストール (Windows)

LAN 内の Windows クライアントに BOINC クライアントをインストールしておけば、サーバーの BOINC クライアント を LAN 内の Windows クライアントで操作することができます。

BAM! 日本語版の BOINC ダウンロードページWindows / Windows 64-bit から Recommended version をダウンロードします。

ダウンロードした BOINC クライアント を実行します。
boinc01.gif
(※)「Next >」で次へ進みます。

boinc02.gif
(※)ライセンスの確認です。
(※)「I accept the terms in the license agreement」を選択し「Next >」で次へ進みます。

boinc03.gif
(※)インストール先の指定です。
(※)ここでは「Advanced」で「Data directory」を変更しています。
(※)「Next >」で次へ進みます。

boinc04.gif
(※)インストールの確認です。
(※)「Install」でインストールが開始されます。

BAM! への参加 (Windows)

BOINC クライアントをインストールした Windows コンピュータを BAM! に参加させます。

タスクバーの BOINC アイコン boinc11.gif を右クリックするか、「スタート」→「すべてのプログラム」→「BOINC」で BOINC Manager を開きます。

BOINC Manager の「ツール」から「アカウント・マネージャーに接続」を行います。
boinc21.gif
(※)「次へ(N) >」で次へ進みます。

boinc22.gif
(※)「BAM!」を選択します。
(※)「次へ(N) >」で次へ進みます。

boinc23.gif
(※)BAM! に接続しています。

boinc24.gif
(※)BAM! アカウントの「参加者の名前」と「パスワード」を入力します。
(※)「次へ(N) >」で次へ進みます。

boinc25.gif
(※)再び BAM! へ接続して、認証が正常に行われれば確認画面になります。
(※)「終了(F) >」で「アカウント・マネージャーに接続」を終了します。

BOINC Manager の「タスク」でプロジェクトへの接続状態をみることができます。

BOINC クライアントのインストール (Linuxサーバー)

BAM! 日本語版の BOINC ダウンロードページLinux x64 から Recommended version をダウンロードします。

BOINC の実行用グループとユーザーを作成します。
# groupadd boinc
# useradd  boinc -g boinc -M -s /bin/bash -d /opt/boinc
# mkdir -p /opt/boinc
# chown boinc.boinc /opt/boinc
# chmod 750 /opt/boinc
必要な関連パッケージをインストールします。
# yum install libXcomposite
BOINC クライアントをインストールします。
# cd /usr/local/src
# sh ダウンロード先/boinc_x.x.x_x86_64-pc-linux-gnu.sh
# cd BOINC
# cp boincmgr       /usr/local/bin/
# cp boinc          /usr/local/bin/boinc_client
# cp ca-bundle.crt  /opt/boinc/
# chown boinc.boinc /opt/boinc/ca-bundle.crt
リモート操作を許可するクライアント PC の IP アドレス、ホスト名を設定します。
# vi /opt/boinc/remote_hosts.cfg

192.168.12.101
192.168.12.102

# chown boinc.boinc /opt/boinc/remote_hosts.cfg
BOINC クライアントの自動起動設定を行います。
# cd /etc/rc.d/init.d
# wget http://www.spy-hill.net/~myers/help/boinc/init.d/boinc
# vi boinc

     :
BOINCDIR=/opt/boinc
     :
#BOINCOPTS="--allow_remote_gui_rpc"
BOINCOPTS="--allow_remote_gui_rpc"           リモート操作を有効にします
# chmod +x boinc
# chkconfig boinc on
#
# service boinc start

リモート操作

Windows クライアントの BOINC Manager でサーバーの BOINC クライアントを操作します。

BOINC Manager を起動し、「高度な操作」→「コンピュータの選択」を実行します。
boinc31.gif
(※)「計算機名(ホスト名)」には、サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
(※)「パスワード」には、サーバーの /opt/boinc/gui_rpc_auth.cfg の内容を入力します。
(※)「OK」でサーバーに接続できます。

再び、Windows クライアントに戻すときは、「計算機名(ホスト名)」で「localhost」を選択します。
なお、LAN 外から接続したい場合は、tcp の 31416 ポートを開ける必要があります。

ご意見・ご指摘等

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また、BOINC チーム 『Small Servers in Japan』を作成しています。よろしければご参加ください。
a System House to build an Accounting system by the Computer Technology