CentOSサーバー内に構築したバージョン管理システム Gitを統合開発環境 Eclipseで使用するため、プラグイン EGitをインストールします。
Gitサーバーとは Gitoliteを利用した SSHによるセキュア接続を行います。
執筆対象 Eclipseバージョン 4.4.2 (2015/07/07時点)
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準備

EGitが参照するユーザー環境変数 HOMEを設定しておきます。
※設定なくても動作に問題はありませんが、Eclpseのエラーログに下記のメッセージが出力されます。

Warning: The environment variable HOME is not set. ...(略)...

environ0101.png
下記の方法でシステムのプロパティ - 詳細設定タブを開きます。
  1. デスクトップ上の PC(Windows 8.xの場合)を右クリック
  2. プロパティ を選択
  3. システムの詳細設定 をクリック
環境変数(N)...』で次に進みます。
environ0111.png
ユーザー環境変数の『新規(N)...』で環境変数を新規に追加します。
egit0101.png
変数名
HOME
変数値
%USERPROFILE%
を新規に追加します。

変数値には任意のユーザーホームディレクトリ(例 - D:\UserHome)を指定しても構いません。

環境変数 HOMEのディレクトリ直下の .gitconfigが Gitのユーザー設定ファイルになります。

チーム・プロバイダーのインストール

Eclipseを起動し、ヘルプ(H) → 新規ソフトウェアのインストール... で Git チーム・プロバイダーのインストールを行います。
futureinstall0101.png
作業対象(W)』で

Luna - http://download.eclipse.org/releases/lina

を選択します。
egit0201.png
コラボレーション内の
  • Eclipse Git チーム・プロバイダー
にチェックを入れます。
次へ(N) >』で次へ進みます。
egit0202.png
インストール内容の確認画面です。
次へ(N) >』で次へ進みます。
egit0203.png
ライセンスの確認画面です。

使用条件の条項に同意します(A)』をチェックします。

完了(F) >』でインストールが開始されます。
futureinstall0201.png
インストールの進行状況通知画面です。
restart.png
Eclipseを再起動するための確認画面です。

はい(Y)』で Eclipseの再起動を行います。

設定

ウィンドウ(W) → 設定(P) で Git(EGit)の設定を行います。

•一般 → ネットワーク接続 → SSH2

egit0301.png
Gitサーバーへの接続は SSHによる公開鍵方式としていますので、『一般(G)タブ』で公開鍵とペアで所持している秘密鍵の情報を設定します。
『SSH2 ホーム(H)』に秘密鍵 id_rsaの保存フォルダーを設定します。

•チーム → Git

egit0311.png
デフォルト・リポジトリ・フォルダー(F)』をワークスペースロケーション(『変数(V)』で workspace_loc を選択)に変更しています。

•チーム → Git → ラベル装飾

egit0321.png
テキスト装飾(E)タブ』で『プロジェクト(P)』の {repository}』を削除しています。

•チーム → Git → 構成

egit0331.png
ユーザー設定(U)』タブで Gitユーザーの設定を行います。
※他の Gitクライアントで設定済であれば不要です。
下記の設定は必須です。
  • user.email
  • user.name
egit0341.png
システム設定(S)』タブで Gitシステムの設定を行います。
※他の Gitクライアントを使用している場合に Gitシステムの整合性を保つために必要です。
※設定しなくても動作に問題はありませんが、Eclipseのエラーログに下記のメッセージが出力されます。

Warning: EGit couldn't detect the installation path "gitPrefix" of native Git. Hence EGit can't respect system level

参照(B)...』で Gitクライアントのインストールフォルダーを指定します。

egit0342.png
Gitクライアントのインストールフォルダーを選択します。

例示は PortableGitのインストールフォルダーを選択しています。

egit0343.png
選択したインストールフォルダー内の etc\gitconfig がシステム設定に表示されます。

プロジェクトのインポート

Gitサーバーからのプロジェクトのインポートは Gitoliteを使用した SSHによるセキュアな接続で行うようにしています。
当サイトでは SSHでの接続を公開鍵方式のみに制限していますので、事前にインポートを行うプロジェクトメンバーの鍵セットを Gitサーバーの Gitoliteユーザーに登録しておく必要があります。
Subversion運用 - 参加メンバーの鍵セット作成 で鍵セットを作成し、参加メンバーの公開鍵 id_rsa.pub を Gitoliteユーザーの .ssh/authorized_keys) へ登録します。

鍵セットの作成と Subversionサーバーへの公開鍵の登録が完了したら、ファイル(F) → インポート(I)... で Gitリポジトリからプロジェクトをインポートします。

egit1101.png
Git からプロジェクト を選択します。
次へ(N) >』で次に進みます。
egit1102.png
Gitサーバー(リモートリポジトリ)からのインポートですので URI の複製 を選択します。
次へ(N) >』で次に進みます。
egit1103.png
リポジトリー・ロケーション情報を入力します。

ロケーションの URI(I)に、リポジトリの URIを
ssh://ユーザー@Gitサーバーのホスト名/リポジトリパス
の形式で入力します。

ホスト(H)、リポジトリー・パス(R)、プロトコル(L)、ポート(T)、およびユーザー(U)のそれぞれに個別で入力しても構いません。

Gitoliteによる管理を行っている場合の認証ユーザーは、Gitoliteユーザーを指定します。
公開鍵方式のため認証の パスワード(P) は不要です。

セキュア・ストアに保管 にチェックを入れ、毎回認証情報を入力しなくてもいいようにしています。
 
egit1104.png
Gitサーバーの認証ユーザーに初めて接続した場合、セキュリティの確認が表示されます。
はい(Y) >』で続行します。
egit1105.png
SSHサーバーの公開鍵情報ファイル known_hosts が SSHの秘密鍵フォルダーに存在しない場合に、新規作成の確認が表示されます。
はい(Y) >』で作成して、続行します。
egit1106.png
秘密鍵のパスフレーズを入力します。

PuTTYの Pageant を常駐させている場合は Pageantが入力を代行してくれますので、表示されません。

OK』で次に進みます。
egit1107.png
リモートリポジトリからインポートするブランチを選択します。

※例示のリポジトリは空なのでブランチが存在していません。

次へ(N) >』で次に進みます。
egit1108.png
ローカルリポジトリの保管場所を指定します。
次へ(N) >』で次に進みます。
masterpassword.png
マスタパスワードの回復に使用する情報(秘密の質問と答え)の設定要求画面が表示される場合があります。
いいえ(N) >』で設定しないようにしています。
egit1109.png
プロジェクトにインポートするウィザードを選択します。

例では、一般的なプロジェクトとしてのインポートを選択しています

次へ(N) >』で次に進みます。
egit1110.png
プロジェクト名を指定します。
完了(F) >』で Gitリポジトリのインポートが実行されます。

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System House ACT公式ブログ内記事 :
Eclipse Git プラグイン EGit

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