オープンソースのデータベース PostgreSQLと Microsoftの無償開発ツール Visual Studio Expressを使用して簡単な簿記システムを作成します。

はじめに

Microsoftの Excelで簡単なマクロを組んで業務向けのツールを作成できる方を対象として、オープンソースのデータベースと無償の開発ツールを使った簡単な簿記のシステムを作成していきます。
簿記システム程度であれば、Excelや Accessで十分かもしれませんが、会計システムへのスケールアップを視野に入れますと、複数ユーザーでの同時使用や外出先での伝票入力が想定されます。
そうなったときに、Excelや Accessで作成したシステムでは、作り直すことになってしまいます。
新たに今から作成するのであれば、将来のスケールアップも視野に入れて Excelや Accessを基盤としないシステムを作成することにします。

オープンソースのデータベースですが、今回のシステムでは PostgreSQLを使用することにします。
PostgreSQLでなければならない積極的な理由はありませんので、MySQLやその他のデータベースにしたいという方は読み替えてください。

開発環境は、将来の外出先からの伝票入力を視野にいれ、Webベースのシステムを作成できる Microsoftの無償開発ツール Visual Studio Express 2013 for Web(※)を使用します。
※2013/11/22時点の最新バージョンです。

第1章 環境を整えよう

簿記システムを作成するための動作環境や開発環境を整えることにします。

データベースのインストール

簿記システムではデータベースにオープンソースの PostgreSQLを使用します。
Visual Studioで作成する小規模なアプリケーションであれば、Microsoftが提供している無償のデータベース SQL Server Express が開発ツールとの親和性が良いため選択肢として考えられるのですが、将来 Linuxサーバーを用意してウェブサーバーやデータベースサーバーを運用することを考えて Linuxサーバー上でも動作させることのできる PostgreSQLを選択しています。

PostgreSQLを 日本 PostgreSQL ユーザー会 からダウンロードします。

(※)クリックすると移動可能な拡大画像がポップアップします。画像は 2013/11/20時点のものです。
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日本 PostgreSQL ユーザー会 のサイトにアクセスします。

[ダウンロード]リンクをクリックしてダウンロードページに進みます。
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[ダウンロードリンク]のWindowsに表示されている URL をクリックします。

[インストールガイド]の Let's postgres - WindowsでPostgreSQLを使ってみよう は一度目を通しておいたほうがいいでしょう。
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EnterpriseDB社の PostgreSQLダウンロードページに移動します。

[Win X86-64] のアイコンをクリックします。
※32bitOSの Windowsをご利用の方は [Win X86-32] のアイコンをクリックしてください。
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ダウンロードが開始されるまでしばらく待ちます。

しばらく待っても開始されない場合は [here]リンクをクリックしてください。
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ダウンロードするファイルの保存先を指定します。
[保存]でダウンロードが開始され、ファイルが保存されます。

ダウンロードしたファイルを実行して、PostgreSQLをインストールします。

(※)クリックすると移動可能な拡大画像がポップアップします。画像は postgresql-9.3.1-1-windows-x64.exe のものです。
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セットアップウィザードの開始画面です。

[Next >]で次に進みます。
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PostgreSQLのプログラムファイルのインストール先を指定します。

特に変更する必要はありませんので、[Next >]で次に進みます。
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PostgreSQLのデータベースファイルのインストール先を指定します。

できるだけ、C:ドライブ以外のデータ用ドライブに変更します。

[Next >]で次に進みます。
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データベースを管理するスーパーユーザー postgres のパスワードを設定します。

[Next >]で次に進みます。
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プログラムとデータベースが情報をやり取りするポートを指定します。

特に変更する必要はありませんので、[Next >]で次に進みます。
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データベース初期化時の地域属性を指定します。
ソート順や日付の書式、数値の桁区切り等に影響があります。

ここでは、地域属性を設定しないで初期化を行いますので、[C] を選択します。

[Next >]で次に進みます。
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インストールの準備ができました。

[Next >]でインストールが開始されます。
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インストールを行っています。

終了するまで待ちます。
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セットアップウィザードの終了画面です。

続けてスタックビルダによりドライバー類をインストールすることができますが、今回は Visual Studioでインストールしますのでチェックを外します。

[Finish]で終了します。

開発ツールのインストール

開発環境として Microsoftの無償開発ツール Visual Studio Express 2013 for WebVisual Studio ホーム からダウンロードします。

(※)クリックすると移動可能な拡大画像がポップアップします。画像は 2013/11/22時点のものです。
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Visual Studio ホーム のサイトにアクセスします。

[ダウンロード]リンクをクリックしてダウンロードページに進みます。
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Visual Studioのダウンロードページに移動します。

[Express]リンクをクリックして、無料の Express版のダウンロードに進みます。
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ダウンロードする Visual Studio Expressの製品を選択します。

Webベースのシステムを作成しますので、[Visual Studio Express for Web]リンクをクリックします。
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日本語版の製品を選択します。

[install now]リンクをクリックします。
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ダウンロードするためには Microsoftアカウントが必要になります。

Microsoftアカウントとパスワードを入力して[サインイン]します。

Microsoftアカウントをお持ちでない場合は、[新規登録]で作成してください。
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Microsoftアカウントでログインして、ダウンロードする製品の最終確認を行います。

[Express 2013 for Web]をクリックします。
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ダウンロードするファイルの保存先を指定します。
[保存]でダウンロードが開始され、ファイルが保存されます。

ダウンロードしたファイルを実行して、Visual Studioをインストールします。

(※)クリックすると移動可能な拡大画像がポップアップします。
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インストールの開始画面です。

[ライセンス条項およびプライバシーポリシーに同意します]にチェックを入れ、[インストール(N)]でインストールが開始されます。
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インストールを行っています。

終了するまで待ちます。
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インストールの終了画面です。

.Net Framework 4.5.1のインストール

Visual Studio Express 2013 for Webで作成するアプリケーションは、.Net Framework 4以降が動作環境になります。
簿記システムの開発や Webサーバーとして動作させるパソコンが Windows7ですと、.Net Framework 3.5になりますので、別途 .Net Framework 4以上をインストールする必要があります。
Windows 8.1がリリースされ、2013/11/22現在の最新版となっている .Net Framework 4.5.1をインストールすることにします。
※ Windows8では .Net Framework 4.5がインストールされています。

.Net Framework 4.5.1を Microsoft Download Center からダウンロードします。

(※)クリックすると移動可能な拡大画像がポップアップします。画像は 2013/11/22時点のものです。
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Microsoft Download Center のサイトにアクセスします。

[ダウンロード]リンクをクリックしてダウンロードを開始します。
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ダウンロードが開始されるまでしばらく待ちます。

しばらく待っても開始されない場合は [こちらをクリック]をクリックしてください。
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ダウンロードするファイルの保存先を指定します。
[保存]でダウンロードが開始され、ファイルが保存されます。

ダウンロードしたファイルを実行して、.Net Framework 4.5.1をインストールします。

(※)クリックすると移動可能な拡大画像がポップアップします。
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ライセンス条項の同意確認画面です。

[同意する(A)]にチェックを入れ、[インストール(I)]でインストールが開始されます。
chapter012202.png
インストールを行っています。

終了するまで待ちます。
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インストールの終了画面です。

[完了(F)]で画面を閉じます。
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System House ACT公式ブログ内記事 :
簿記システムを作ってみよう!- System House ACT

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