(最終更新日時:2011-01-17 05:51:39)
携帯電話に対応しているオープンソースのグループウェア AIPO をインストールします。
付属のインストーラでは、Aipo専用で各パッケージが自動的にインストールされるため、当サイトでは、管理運用面からインストーラを使用していません。
ダウンロード
・ | Linux版ダウンロード(インストーラ付) | : | aipo4040ja_linux.tar.gz |
事前準備
各パッケージはインストール済の環境を使用するため、
Aipoインストーラ付属のバージョンとは異なります。
また、Tomcatについては、6.xではカレンダ機能に問題があるため、5.5をインストールしています。
インストール
/usr/local/srcディレクトリでアーカイブを展開し、Tomcatにアプリケーションを配置します。
# cd /usr/local/src
# tar xzvf ダウンロード先/aipo4040ja_linux.tar.gz
# cd aipo4040ja_linux
# tar xzvf aipo4040.tar.gz
# rm aipo4040.tar.gz
# cp -R aipo/src/webapps/aipo /home/www/tomcat/webapps/
# chown -R tomcat.apache /home/www/tomcat
データベース設定
PostgreSQLにAipo用のデータベース領域を作成し、データベース設定を行います。
例では、データベース名:
aipodb、ユーザー名:
aipouser、パスワード:
aipo1234
としています。
# (データベース初期設定ファイル内のテーブル所有者を変更します)
# sed -i "s/postgres/aipouser/g" /usr/local/src/aipo4040ja_linux/aipo/backup/postgresql/empty_dump/aipo_db_sql.dump
# (データベースユーザーを作成します)
# su - postgres
$ createuser -P aipouser
Enter password for new role: aipo1234
Enter it again: aipo1234
Shall the new role be a superuser? (y/n) n
Shall the new role be allowed to create databases? (y/n) n
Shall the new role be allowed to create more new roles? (y/n) n
Password: postgresの接続パスワード
$ (データベースを作成します)
$ psql
Password: postgresの接続パスワード
:
postgres=> CREATE DATABASE aipodb WITH OWNER aipouser;
$ (データベースの初期設定ファイルからデータベースのデータを初期化します)
postgres=> \c aipodb
aipodb=> \i /usr/local/src/aipo4040ja_linux/aipo/backup/postgresql/empty_dump/aipo_db_sql.dump
aipodb=> \q
$ exit
データベース接続の権限設定を行います。
# vi /home/database/pgsql/pg_hba.conf
:
# IPv4 local connections:
:
host aipodb aipouser 127.0.0.1/32 md5
:
# service pgsql restart
aipoのデータベース接続設定を行います。
# vi /home/www/tomcat/webapps/aipo/WEB-INF/conf/postgres/Org001DomainNode.driver.xml
:
<driver project-version="2.0" class="org.postgresql.Driver">
<url value="jdbc:postgresql://localhost:5432/aipodb"/>
<connectionPool min="5" max="50" />
<login userName="aipouser" password="aipo1234"/>
</driver>
Apache - Tomcat連携設定
Apacheは仮想ホストで稼動させていますので、Apacheの設定ファイル
httpd-vhosts.conf
に Tomcat との連携を設定します。
# vi /usr/local/apache2/conf/extra/httpd-vhosts.conf
:
# (連携させるホストの VirtualHost に設定します)
<VirtualHost 192.168.11.11:80>
:
ServerName www.system-act.com
:
ProxyPass /aipo/ ajp://localhost:8009/aipo/
# service tomcat restart TomcatおよびApacheを再起動します
# service httpd restart
初期設定
ブラウザから連携させるホストの
/aipo/ へアクセスします。
例では、
http://www.system-act.com/aipo/ です。
(※)ログイン画面です。
(※)『ユーザー一覧から選択する』のチェックを外し、ユーザー名:admin, パスワード:admin でログインします。
(※)管理者用の画面です。
(※)会社情報管理で、必ず管理者パスワードを変更してください。
(※)会社情報を登録します。
(※)メールアカウント管理でAIPO管理者のメールアカウントを登録します。
(※)メールアカウント名にはメールアドレスではなく、メールアカウントを識別する名称を入力します。
(※)システム情報のネットワーク情報で、社内外からのアクセスURLを設定します。
(※)ユーザー管理でユーザーを追加します。
(※)ユーザー情報を入力します。
ユーザー設定
ブラウザから連携させるホストの
/aipo/ へアクセスします。
例では、
http://www.system-act.com/aipo/ です。
(※)ログイン画面です。
(※)『ユーザー一覧から選択する』をチェックすると、ログインするユーザーを一覧から選択できます。
(※)Myページタブ横のアイコンをクリックするとレイアウトのカスタマイズができます。
(※)ポートレット追加で表示するポートレットを追加できます。
(※)ここでは Webメール を追加しています。
(※)追加したポートレットをレイアウト設定で配置場所を変更します。
(※)ここでは Webメール を一番上に配置しています。
(※)下へスクロールし、忘れずに 更新する ボタンをクリックして設定を反映させます。
(※)Webメール を使用するには、メールアカウントを登録します。
(※)個人設定の携帯電話設定で携帯電話からのアクセス設定ができます。
(※)ユーザー情報で携帯メールアドレスを設定していればアドレスを携帯電話に通知することができます。
(※)簡易アクセスの設定は携帯電話で行います。
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