新年度前ということで、私の周りの仲間たちも次年度の契約更新が終わったようです。
先日、半年ぶりくらいに情報交換という名の飲み会で話をする機会がありました。
そのときに出た話題です。
技術者の人件費は、会計処理的には費用(経費)でしょう。
そのため、多くの SI 企業は利益を確保するために経費削減の名のもと、技術者の人件費を減らしているようです。
しかし、IT 不況からなかなか脱することのできない原因の大きな理由の一つがここにあるように思えます。
技術者の人件費は、経費ではなく『投資』と考えるべきです。
当然のことながら『投資』ですから、すぐに結果は出ないかも知れません。
また、結果的に『損』をするかも知れません。
しかし、経費として考える限りにおいては『将来の利益を生む』ことはありません。
投資と考えることによって、初めて『将来の利益を生む』ことが可能になります。
思えば、派遣業者が技術者派遣を行うようになって、この投資という考えがますますなくなってきています。
派遣業者にとって、技術者は投資の対象ではなく『商品』だからです。
ただ、逆の見方をすれば、技術者の人件費を『投資』だと考え、今の時点で人に投資することのできる IT 企業はチャンスです。
優秀であろうとなかろうと、一律に経費としてしか評価されない技術者の中から、優秀な技術者を見つけだすことができれば、将来大きな利益を生むはずです。
設備投資を行わない製造業の会社が衰退していくように、技術者に投資しない IT 企業も衰退していきます。
今も昔も IT 企業にとっては人が財産だったはずです。
財産を散財(人材の流出)することにもっと危機感を持って欲しいものです。
話は脇道にそれますが、私が取引させていただいているある企業は、人材を『人財』と表現しています。
何となく、未来を感じるのは私だけでしょうか?